通信販売におけるBtoB

BtoBとは、一般の人ではなく企業等を相手にするビジネスのことです。通信販売の中には、一般向けではなく企業向けに特化した商品を取り扱う企業も多くみられます。中でも有名なのは「アスクル」「大塚商会」、コクヨの「カウネット」などです。BtoBでの通信販売は急激に売上を伸ばしてきているジャンルの一つであり、通販新聞に掲載された通販・通教実施企業売上高調査を見ると、売上高実績上位30社のうち4社はBtoB通販でした。この4社はいずれも前期比率10~30%増収のなっており、BtoB通販の伸び率の堅調さを示しています。
対してBtoCという一般顧客向けの総合通販の場合、有名なのは「ニッセン」や「千趣会」といった企業です。総合通販とは通信販売をカタログベースで行い、多種多様な品目を取り扱いしている通信販売法式のことです。現在インターネット通販が主流化する中にあって、従来型のカタログ通販で成功している珍しい例とも言えます。
「アスクル」はもともと1993年に文具メーカー「プラス」の事業部から独立する形で通販業務をスタートさせました。1997年からはインターネットを使った受注を開始し、そこから業績を急激に上昇させています。
BtoB型の通販の特徴としては、中小企業のオフィス用品に特化した品揃えをしたことや、社名の由来通りの翌日配達という利便性を確保したことにあります。メーカーの販売代理業務としてではなく、顧客の購買代理という立場に立ったことが成功の理由です。

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